小鼓草子2020

小鼓方観世流能楽師岡本はる奈のブログです。舞台・ワークショップ・稽古場案内と日々の出来事など。横浜、相模大野、東京杉並区にて小鼓指導しております。フランス語版ブログhttps://notesdunkotsuzumi.blogspot.com/

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紫陽花に照りつける真夏の日差し

 昨日は、流儀の先生のお手伝いで朝から国立能楽堂にて紋付き袴で待機。

楽屋口で検温のお手伝いやら、着付け(自分以外)やら、開け放した入り口から迷い込んできたハチらしき虫を追っかけたり……(丸めた新聞紙で仕留めました)。

 去年から着付けを一緒に練習している研修生の後輩とも話したのですが、

「6月に単を着ると暑すぎる!」

いや、好きだし格好いいと思いますけれど。単の大島とか、紬とかをシュッと着て歩いている姿とか。でも、昨日は都内でも30度を超す暑さ。空調が入っているとはいえ、換気のために外気を入れているので楽屋も暑いです。

 もう、ここのところ気持ちと体感としては絽とか麻とかの紋付きに変えたいくらいの夏日が続いています。でも私は気が小さいから、まだ衣替えができない。

待とう…せめて…6月の後半まで。

そんなことを、楽屋の中や外をうろうろしてダラダラと汗を流しながら考えていました。

黒紋付きも仙台平の袴も、6時間くらい着ていただけで汗がしっとりと染み込んでいたので、今日は風に当てながら陰干ししています。

 

 

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午後3時くらい…。