梅雨入りしたかのような、雨続きの一週間。
今日は夕方から国立能楽堂で、先生の舞台のお手伝い&狂言で少しだけ鼓を打ちます。雨の中の移動は大変ですが、鼓にとっては鳴りやすくなるので少しは良い環境かな……。能の小鼓は本当に日によって機嫌が変わるので、お稽古場でも皆さん苦労されています。
今週は自分の仕事が少ない分、久しぶりに能楽堂での鼓以外の稽古に参加した週でした。もっとも、舞の型では先生に扇の扱いを注意され、お囃子のお稽古では連絡の行き違いで二時間近く待った末に、先生が帰ってしまうところを引き止め……。
研修生時代は毎日ずっと能楽堂に居たのでお稽古を受けるのも楽だったのだなあ、と思い出しました。舞に関しては、未だに学生時代のクセが残っている気がします。
そんなこんなで、小鼓のお稽古を人にしたり、舞台で鼓を打っている今でも学ぶことが沢山あると思った一週間(まだ終わっていないけど)でした。
能楽堂の研究生(研修を出てからもお稽古したり、研修生以外の人で国立能楽堂でお稽古をしている人たち)を続けるのはあとどれくらいだろう……と思いつつ、注意してくれる人、叱ってくれる人がいるのは幸せな環境だとも思います。
さて、気分をいれかえて狂言は「蝸牛」にて鼓を打ってきます。学生時代に大学の発表会でやった曲……なつかしいです。