年始の飾りで活けた蝋梅が少しづつ咲いてきています。梅の香りを嗅ぐと嬉しくなりますね。
2020年を振り返ると、いろいろなことがありました。
特に、オンラインで能楽に関する事をする機会が増えたのが印象的です。
直接お稽古ができないということで、オンライン稽古に始まり
・大学のオンライン授業で能舞台から話をさせていただいたり
・動画で一調を打ち、ネットで公開したり
・声をかけていただいた狂言の会での囃子をオンタイムで配信する機会があったり
・大学の文化祭での発表で学生さんの後ろで皷を打つ様子がオンラインで配信されたり
接続状況が悪くて、お稽古中のお弟子さんに申し訳ない思いを抱いたことも多々有りました(今でも時々そうなりますが…改善中です)。
オンラインをやるたびに「直接対面で稽古したり舞台を観ること」の良さを改めて感じます。
ただ、一方で能楽堂と大学の教室がつながるなんて私の学生時代には考えられなかったので、あまり悲観的にばかりならずにいろいろな可能性を探っていきたいとも思います。
まだまだ長い冬が続きそうですが、想像力(妄想力?)を駆使して、今できることを模索中です。
ところで匂いはオンラインでは伝わらないので、お昼に好きなものが食べられるという点では良いですね(餃子とか)