能楽堂に募集のチラシが置いてありました。
私は八期の研修修了生です。同期生の修了生は三人、現在は九期生二名が研修中です。
七期からは6年ごとの募集でしたが、今回は九期の募集から3年目。
四拍子とワキ方という全部で5種の募集だそうです。
研修制度の中でも、早い段階でどの先生につくか決めるので弟子入りしていることには変わりません。
原則23歳以下の募集ですが、私は少しオーバーしての応募でした。
実際のところ、中卒で門を叩く人は能楽に限っていえば少ないそうです
研修制度を振り返った個人的な感想ですが…
いろいろな想い出がありますが、研修期間中から勉強のために、国立能楽堂の主催公演を見学させてもらえるのでいろんな流儀や沢山の曲をわからないながらも観られたことは良かったと思います。
そうしたものも勉強になります。
学ぼうと思えば、素材があちこちに転がっていて、
稽古場も日常的にあって、海外向けにも発信している、という環境はこと能楽に関しては少なく、
そういう意味で国立能楽堂というのは大変貴重な場だと思います。
…それを自分が生かしきれているかは分かりませんが
能楽に興味を持つ若い人が増えてくれればいいなあ、と思います。