土日は秋らしい晴れた空と涼しい風が吹き、土曜は国立能楽堂、日曜は宝生能楽堂に伺いました。
どちらの会も、お越しいただきました皆様ありがとうございました。
国立能楽堂では、金春流のお社中会にて舞囃子を打たせていただきました。
会の後のお話では数年ぶりの開催とのことで、コロナ禍や諸事情で先生方もお社中の皆さんもお稽古にまつわるエピソードがたくさん。
みなさんそれぞれ大変な思いをしながらお稽古を続けてこられ、ようやくの開催だったそうです。本当に良かった。
日曜の宝生女流能は秋らしさ満載の番組でした。
初番は「龍田」、私のお役は「六浦」、色は違えど紅葉に因んだ曲。
あいだの狂言「棒縛り」の装束は地色違いの萩の肩衣に紅葉の柄の長裃。
着物で表現される秋も、舞台の秋も、どちらも素敵です。
さて鼓は……紅葉の精を呼び出せたのかな。