久しぶりの国立能楽堂の舞台で舞囃子「百萬」を打たせていただきました。
申合せも本番も、思ったように打てなかったところはたくさんありますが、
舞台で鼓を打つことで、自分の中でもやっと春が来たような気持ちになります。
コロナ以前は、舞囃子は能を一番打つよりもずっと短いこともあり、あまり意識をせずに打っていたこともありました。
舞囃子でも、そして例えどこで打つとしても、1番1番を大切に打っていきたい。
コロナ禍で自分の中での舞台の存在の大きさに改めて気が付きました。
まだまだ緊急事態宣言が続いておりますが、能楽堂の楽屋も見所も感染対策に留意して、公演の前後最中に職員の皆さんが気を配ってくださいました。
こうして支えてくれる人たちの存在もあらためて大切だと思います。
そして何より、舞台にお越しいただきました皆様にお礼申し上げます。