本日銀座の観世能楽堂にて「山階会」
先生のお手伝い&狂言「節分」のアシライを打たせていただきました。
(狂言の最初の方のシテの出と謡の一部を囃す)
融の舞の迫力、すごかったです。
狂言アシライは何度か打たせていただいているのですが
能とは違った意味で難しいといつも思います。
打つ「手」はワンパターンなのですが
能のように囃子が存在感を示すのはダメ。
がっちり拍子にあった感じで打つのも良くない。
数年前に大先生(故観世豊純先生)に
「狂言であんなに声を出して、鼓を鳴らすもんじゃない!」
と怒られたのが昨日の事のようです
乙の音(一番良く響く音)をしっかり出してしまうとダメという。。
そういう時に限って良く鳴ったりするんですよね。
いつもは乾燥で四苦八苦しているのに
う~ん、難しい。
とは言え、学生時代は狂言サークルに所属していたこともあり
狂言自体は大好きです
狂言の描く、中世の庶民のたくましさには元気づけられます。
最近、に限らず大先生を思い出すことが多いです。
研修生時代を含めて10年近く師事しておりました。
お亡くなりになる少し前、ご自宅の隣の駅にお蕎麦屋さんができたので
(お蕎麦がお好きでした)
「〇〇駅前にお蕎麦屋さんができました!」と報告した記憶が。
お元気だったらお稽古の合間や舞台帰りにご一緒していたんだろうなあ。
山菜蕎麦がお好きでした