春もたけなわ、東京は桜が満開です。
家の近くの桜並木も端から段々と満開に近づいて
昼も夜もお花見の人で賑わっています。
毎年咲くとわかっていながら、咲くのは待ち遠しく散るのは惜しい。
能「田村」の謡を口ずさみながら
桜の下をくぐって帰ってきました。
新年度になって
新しい出会いがあったり別れがあったり。
一般の企業と違って異動や退職のない能楽界ですが
それでも移り変わりを感じます。
今年度は地方の仕事が長期で入ったり
個人的な所用で海外に行く予定が入ったりと
「動」の時期のようです。
春は能の発表会シーズンでもあるので
舞台で鼓を打つ数も増えて
やっぱり春はいいものです。
~げに千金にも変えじとは今この時かや~
(能「田村」より)