昨日と今日は午前と午後に舞台で能「羽衣」を打たせていただきました。
同じ曲を、同じ寸法で、続けて打つということはあまりありません。
能の舞台は一回きりが多いので、せいぜい申合せと合せて二回。
というわけで、2日で4回も同じ能を打つのはなかなかない機会です。
せめて、道具はいろいろ使ってみようと昨日と今日は別の筒(鼓の胴)、午前と午後で違う革を使って打ちました。
(定番以外を試すことも大事)
見所は(おそらく)小学生から高校生までの学生さんたちと、日によっては一般のお客さんが多くいることも。
同じ曲だけに、能の舞台が観客層によっても変わってくることを感じます。
舞台の紋付きは今週から絽に変更。
月始めの神楽坂の能楽堂での暑さの反省からです。でも、クーラーが効いている楽屋ではちょっと寒かったかな。
来週土曜日は宝生能楽堂にて能「金札」を打たせていただきます。