小鼓草子2020

小鼓方観世流能楽師岡本はる奈のブログです。舞台・ワークショップ・稽古場案内と日々の出来事など。横浜、相模大野、東京杉並区にて小鼓指導しております。フランス語版ブログhttps://notesdunkotsuzumi.blogspot.com/

background-size: cover; height: 75px;

国立能楽堂にて能楽鑑賞教室でした。

 今週の国立能楽堂で昨日から始まった、「能楽鑑賞教室」。

昨日と今日は午前と午後に舞台で能「羽衣」を打たせていただきました。

同じ曲を、同じ寸法で、続けて打つということはあまりありません。

能の舞台は一回きりが多いので、せいぜい申合せと合せて二回。

というわけで、2日で4回も同じ能を打つのはなかなかない機会です。

せめて、道具はいろいろ使ってみようと昨日と今日は別の筒(鼓の胴)、午前と午後で違う革を使って打ちました。

(定番以外を試すことも大事)

見所は(おそらく)小学生から高校生までの学生さんたちと、日によっては一般のお客さんが多くいることも。

同じ曲だけに、能の舞台が観客層によっても変わってくることを感じます。

舞台の紋付きは今週から絽に変更。

月始めの神楽坂の能楽堂での暑さの反省からです。でも、クーラーが効いている楽屋ではちょっと寒かったかな。

来週土曜日は宝生能楽堂にて能「金札」を打たせていただきます。