小鼓草子2020

小鼓方観世流能楽師岡本はる奈のブログです。舞台・ワークショップ・稽古場案内と日々の出来事など。横浜、相模大野、東京杉並区にて小鼓指導しております。フランス語版ブログhttps://notesdunkotsuzumi.blogspot.com/

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和の小物、備忘録(扇袋)

 扇を入れる扇袋を、以前から頼まれていて「GWまでには作る」と伝えていたのを思い出しました。

和装小物を作るのはものすごく久しぶりなので、押し入れの奥から布やら端切れやらを引っ張り出してきての作業。

布は多分研修生のときに浅草の布屋さんで買ったから…10年くらい前?

      竹の定規も押入れの奥から登場しました

 手順としては…

→型紙を作る(前に作ったときの型紙が見つからなかった)

→表地の柄のついた布(硬めの正絹)を切る

 今回は扇の柄の扇袋…。

→表地の袋の部分を仮縫いして扇を入れてみる

→本縫いして、縫い代部分の余分な布を切り落とす

→裏地の薄い絹の布も同じように型紙で切る

→裏地の袋の部分を縫う

→表地と裏地を重なるところで中表に縫い合わせる(紐の部分や裏返すだけの空きの分は縫わないでおく)

→裏返す

何となく形になってきました。

 あとは紐と留め具(これは古い扇袋のものを使うつもり)を、付けて縫い目を綴じれば出来上がりです。

 

5月追記:

 手持ちの紐と爪をつけて完成しました。

 本当は平組の組紐を使いたかったけど…ちょっと立体感出ました。

  とじると、こんな感じです。

 余り布がまだそこそこあるので、時間があるときに志野袋でも作りたいです。