昨日は自宅でのお稽古前に国立能楽堂へ。
後輩の研修生とたまたま会って話をしたところ、明日17日からの春日若宮御祭を観るために週末は奈良へ行くとのこと。
(コロナ禍と予算削減のあおりを受けて研修旅行が取りやめになってしまったため今回は個人的な旅行だそうです)
研修旅行として思い出深く貴重な体験だった御祭の見学。
「とにかく寒いから気をつけて!」とは直近で奈良の夜を体験しての実感でもあります。
実は今月初めに奈良市内の能舞台にて吉野が舞台の能「国栖」を打たせていただいたばかり。
大小の鼓が観世流ということも貴重ですが、奈良は能楽ゆかりの地がたくさんあり、そこで務める舞台にはいつでも感慨深いものがあります。
大好きな柿の葉寿司が、駅を始めあちこちで売っているのも嬉しい。
そして個人的には宿泊先のホテルのソファーに置いてあった個性的なクッションに目が釘付けになりました。
「これは……古墳?」
調べてみると奈良県のふるさと納税返礼品でも使われているという人気のクッションでした。
普通に注文しても1ヶ月くらいかかるほどのこだわりの品らしい。
東京に戻ってきてからもなんとなく「奈良熱」が冷めやらぬまま気づけば手芸のお店にてクッション材料を購入。
そう。冒頭の不思議な物体は見様見真似で作った手作り古墳クッションです。前方後円墳と双円墳。
「このブームはしばらく続きそうだね……」という家族のつぶやきとともに12月の日々は過ぎていきます。