最近、こんな質問を受けます。
あるいは
確かに、分かりにくいと思います。
というわけで
~説明しよう!~
「小鼓方観世流について」
観世新九郎流ともいう。家伝では芸系の上から宮増弥左衛門親賢(1482~1556)を流祖とする。江戸時代は主として観世の座付で、小鼓方筆頭の地位にあった。現在、能楽協会に登録された同流の役者は7名。この流儀の特徴は甲(かん)の音を多用することと、三ツ地の第五拍に掛け声がないことなどである。
江戸時代は「座付制度」と言いシテ方やワキ方、囃子方の流儀の組み合わせが基本的には決まっていました。小鼓観世流はかつては観世座の座付であったわけです。他に観世流とつく流儀は太鼓・大鼓であります。明治以降は座付制度はなくなったので、現在では流儀の組み合わせに制約はありません。
東京の舞台だけではなくて、京都や大阪で他流の若手の方にお相手していただくこともあります。
お囃子も普段お相手しない流儀同士だとお互い緊張します(未知との遭遇)。
そして勉強になります。
夏の鴨川のほとりにて。シャッターをポチッとな。