小鼓草子2020

小鼓方観世流能楽師岡本はる奈のブログです。舞台・ワークショップ・稽古場案内と日々の出来事など。横浜、相模大野、東京杉並区にて小鼓指導しております。フランス語版ブログhttps://notesdunkotsuzumi.blogspot.com/

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国立能楽堂あれこれ

今日は宝生能楽堂で申し合わせの後に、先生の小鼓稽古を受けに国立能楽堂へ。
今週は小鼓が3コマ(1カ月で3コマの規定)ありました。

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千駄ヶ谷の津田塾の建物も新しくなっていました。

国立の研修生募集のチラシに、見学案内のチラシが加わっています。
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絶賛募集中。

歌舞伎や文楽の研修制度が2年なのに比べて、能楽は6年と長いのですが
今では早期修了で早く終わらせることもあるそうです。

私自身も国立の研修出身で研修生時代は本当に先生方はもちろん、
当時の養成課の職員の皆さんにもお世話になりました。
特に、私がいた8期の研修時代は恵まれていたと思います。
いろいろと相談に乗っていただいたり、
短期で勤めていた方で、途中で辞められてもこちらで知らせていないのに
舞台を観に来てくださった方もいて
いつか恩返しできたらいいなあ‥と思っています。
今の職員の方々にもお世話になっておりますが

ただ、現場の職員の方々と比べて
上の役職がある方で
能楽に関して無知な方がいらっしゃって
皆さん困っていらっしゃるそうで‥。

国の管理機関なので、お役所的要素はしょうがないとしても
時々疑問を感じます。

とりあえず。
現場の方々にはとてもお世話になっているので
その方達の気持ちに応えられるように舞台を頑張りたいと思います。

でも

無知な人間が上からかき回すせいで現場が疲弊して状況が悪化する

って日本の話だけじゃないかも。