小鼓草子2020

小鼓方観世流能楽師岡本はる奈のブログです。舞台・ワークショップ・稽古場案内と日々の出来事など。横浜、相模大野、東京杉並区にて小鼓指導しております。フランス語版ブログhttps://notesdunkotsuzumi.blogspot.com/

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絽の着物をいつまで着るか。

台風接近で、雨が続いていますね。肌寒さもあって、もう秋です。
さて舞台で着る紋付きですが、いつからいつまで絽を使うのかが本当に難しいです。
今年の6月は、頑張って7月まで着るのを待とうと思っていたら、
地方のワークショップで、エアコンなしの体育館で長時間休憩なしという事態に直面。
汗だくになって、これからは臨機応変にしようと反省しました。
着納めについては、出来れば9月になったらきっぱり単に変えたいものの、
暑さにめげて単を使いだしたのは10日過ぎたころです。
他の先輩や先生方もそれぞれのようで、この季節の楽屋の紋付は絽と単と麻が入り混じっています。

単であろうと絽であろうと、舞台で暑くなるのは同じで、
(これはライトと腹式呼吸の為せる効果ですが)楽屋や出入りの暑さが違う。
臨機応変は必要だと思います。
それでも、
季節が変わってきっぱり単にされている先生がいらっしゃると
「格好いいな」と思ってしまうのです…