年始から、いや昨年から仕事においては緊急事態宣言にかなり振り回されています。
ともかく今できること、出来る稽古をやるしかありません。
先月から再開した、横浜能楽堂での午前中のお稽古は部屋の換気とソーシャルディスタンスに考慮して今月も継続中です。
不定期ですが月に2回、10時から12時まで行っておりますので、ご興味のある方はぜひ。4月の稽古日は今月後半までに決める予定です。
さて、私はいつも横浜能楽堂の稽古場を借りるときは事務所のある地下一階を通ってお邪魔するのですが、常々地下の入り口から階段付近を見て思っていたことがあります。
「ここ、なんだかラピュタっぽい」
無人島や昔の建物でよく言われるような、アレです。島でもなく、無人でもないのに地下に降りていく階段のあたりからなんだかいつも、ちょっと遺跡感を感じているのはなぜだろう。
余分な時間に妄想がどんどんたくましくなっているのかな。
以前、飯田橋のカフェから夜に見た総武線を指して「銀河鉄道999っぽい」と言ったところ現実主義者のきょうだいから、すかさず「いや、あれは千葉行きだよ」と否定されたことを思いだしました。
でも、舞台でも現実生活でも多少の想像力があったほうが楽しいと思うけど…と小声で言ってみる。
来週9日は国立能楽堂「青翔会」にて舞囃子「百萬」を打たせていただきます。